top of page
APC_0021.jpg

文久元年(1861)に製陶業を創業した
曽根氏の邸宅に造られた近代庭園を静かに楽しむ

日本の
美と伝統を
受け継ぐ
歴史的な
庭園と建物

KAWAZUの敷地内には、岐阜県初の登録記念物に指定された「曽根氏庭園(磁叟庵庭園)」が広がります。この庭園は、製陶業を営んだ曽根氏の本邸に昭和2年(1927年)に造られ、岐阜県の造園文化の発展に寄与した意義深い庭園として評価されています。

庭園の特徴として、枯流れに石橋を架け、飛石が縦横に打たれた独特の構成が挙げられます。これらは名古屋の庭師によって手がけられたと伝えられ、今も当時の姿を色濃く残しています。また、築山や庭門、景石などが巧みに配置され、日本庭園ならではの美しさを演出。植栽にはドウダンツツジやイロハモミジ、アカマツなどが配され、四季折々の風情を楽しむことができます。

歴史ある建物と貴重な文化財

庭園を囲むように佇む建物は、大正15年(1926年)に三代目・曽根昇三によって新築されました。主屋、離れ、蔵が敷地内に点在し、格式ある日本建築の様式を色濃く残しています。特に注目すべきは、現代では製造が困難な波打つガラス窓や、昭和レトロの型板ガラス。これらの貴重な建材は、往時の職人の高度な技術を今に伝えています。

かつては窯業関係者の社交の場として使われた座敷も、現在はKAWAZUの宿泊者たための大広間として活用され、縁先からは主庭の景観を一望できます。また、宿泊者は文化財級の建物に滞在しながら、岐阜の歴史と伝統を肌で感じることができます。

KAWAZUは、この貴重な庭園と建物を次世代へと受け継ぐため、文化財の保存と活用に取り組んでいます。美食、自然、歴史が融合する唯一無二の空間で、特別な時間をお過ごしください。

510297006208713246 2024-05-29 15_06_30_edited.jpg

冬は雪景色

KAWAZUの庭園は、四季折々の自然が楽しめる美しい空間です。冬は雪景色が庭を幻想的に彩り、静寂の中に佇む歴史ある庭園の趣を堪能できます。

KAWAZUの庭園は、冬になると一面が白銀の世界に包まれ、静寂の中に佇む幻想的な景色が広がります。歴史ある庭園の石橋や飛石、木々が雪化粧をまとい、日本の冬ならではの風情を感じさせます。

縁側に座り、温かいお茶を片手に眺める雪景色は、心を落ち着かせる贅沢なひととき。寒さの中、湯気の立つ露天風呂に浸かりながら、白く染まる庭園を眺めるのも格別です。静かに降る雪とともに、日本の冬の美しさを存分にご堪能ください。

IMG_1829 (大).HEIC

春は桜
そして新緑

KAWAZUの庭園は、春になると桜が咲き誇り、優雅な景色が広がります。歴史ある庭園に映える桜の淡いピンク色は、穏やかな春の訪れを感じさせてくれます。縁側に座りながら、風に舞う桜の花びらを眺めるひとときは格別です。

やがて桜が散ると、庭は新緑の鮮やかな色彩に包まれます。陽の光を受けて輝く若葉や木々の芽吹きが、生命の息吹を感じさせる癒しの空間を演出。春から初夏へと移りゆく風景を、心ゆくまでお楽しみください。

KAWAZU-01931 (大).jpg
IMG_2083.jpg
KAWAZU-02077 (大).jpg
KAWAZU-02171 (大) (1).jpg

時を超えて
受け継がれる
美と知の空間

KAWAZUには、歴史と芸術が息づく特別な空間が広がります。館内には、モダンな絵画や時代を超えて愛されるや古美術が飾られ、日本の伝統が息づく茶器が静かに佇みます。

また、かつての知の象徴である古書の数々が並ぶ応接間では、現代の技術と伝統が融合した陶器のスピーカーが、空間に奥行きを生み出します。映画を楽しむこともできます。これらが織りなす美の調和の中で、時の流れに身を委ね、静かに心を満たすひとときをお過ごしください。

KAWAZU-02080.jpg
KAWAZU-01942 (大).jpg

失われし
大正硝子の趣

大正時代、ガラスはまだまだ高価なもので財力のある家でないと購入することができませんでした。一般の家庭でもガラスが入るようになるのは、昭和の初めごろからと言われています。

当時は、イギリスで確立された『手吹円筒法』と呼ばれるガラスの製造方法が主流で、1枚1枚が手作りがゆえの不規則な歪みがあり同じ形は二つとありません。そして現代では作っているところもほとんどありません。

KAWAZUのガラス越しに見る庭は、ゆらりと歪んでとても味わい深く、またレトロな雰囲気があり、やさしい気持ちにさせてくれます。

KAWAZU-02164 (大) (1).jpg
KAWAZU-02145 (大).jpg

静寂の中
​流れる時間

KAWAZUの庭園には、ZENのための蔵もあります。その周囲の庭には静寂が生み出す研ぎ澄まされた空気が漂います。音すら吸い込むような静けさの中、石畳や飛石が規律正しく並び、時を超えた美しさを感じさせます。

草木がそよぐわずかな気配、遠くで響く鳥のさえずり、そしてふとした瞬間に訪れる完全な無音。そのすべてが、この庭の持つ凛とした空気を際立たせます。何も足さず、何も引かない、ただあるがままの美しさ。日常の喧騒を離れ、静けさが紡ぐ特別な時間に身を委ねてみませんか。

All About Our Story

KAWAZU-02062 (大).jpg
IMG_1455.JPG

1日1組だけが浸れる空間

KAWAZUは、歴史と芸術、そして日本の伝統を大切に受け継ぐ特別な空間です。国登録記念物の庭園と文化財級の建築、そこに飾られる絵画や古美術、時代を映す書籍や茶器が織りなす静謐な世界。1日一組のお客様だけが、その空間を独占して楽しむことができます。

 

KAWAZU-02064 (大).jpg
KAWAZU--10 (大).jpg
bottom of page